ルーマニアへの支援 ―1990年から現地パートナー団体とともに行っています― 2016年7月21日付

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Japanese version of article „Friedensdorf Partner in Rumänien …“ 7月初頭、ドイツ国際平和村スタッフが、ルーマニア西部のチェナドとスンニコラウ・マーレという町に向けて出発しました。トラックには、1,4トンの援助物資を積み込みました。衣類、車いす、様々な医療備品や機器、そして超音波器1台が、長年共に活動しているパートナー団体を通して、物資を必要としている人々に送られます。   現在、ルーマニアでは以前から続いている汚職関連の記事が新聞の見出しを飾っています。ルーマニアの主要都市の約3分の1の都市において、汚職や権力の乱用が発覚し、地方選挙が行われたました。公務員の減給や深まりつつある国民の貧困が、この国で日常に広まっている汚職の理由と見受けられます。このような状況下、ドイツ国際平和村が支援物資を人々に届けるのに大切なことは、信頼できる長年のパートナーの存在です。 ルーマニアには、その経済状態の悪さや生活水準の低さから、仕事を探すため、他のEUの国へ移住する人々が多いです。ルーマニアは2007年からEU加盟国ですが、いまだにEUの中で最貧国の一国として数えられています。欧州への難民の受け入れについて、当初ルーマニアは反対していましたが、現在ルーマニアでもイエメンやシリアからの難民を受け入れています。ルーマニアの経済状況や課題を考慮すると、難民を受け入れるのは大変なことです。 先日、月200ユーロだけの給料に対して、公務員によるストライキが行われましたが、労働組合はまだここにはありません。人々が2つから3つの仕事を掛け持ちして、週6日から7日間働き通しで生活費を稼ぐことはよくあることです。年金収入が月100ユーロ以下である年金受給者には、EUより食料品が配給されていますが、年金受給者の多くは、月あたりの年金収入が10ユーロから20ユーロなのです。健康保険は、収入の約4分の1も支払わなくてはならないのに、薬や手術に必要な備品の費用は追加で支払う必要があります。 状況が良くなっていく兆しが見えても、その傾向や希望が続く気配はありません。若年層の人々が仕事やより良い生活を求めて母国から去っていく一方で、年配の人々は無関心になってしまい、状況が変わるという期待を持っていません。 このような様々な問題や課題を踏まえ、ドイツ国際平和村は、ルーマニアの人々への定期的な支援の重要性を改めて認識しています。 写真:ルーマニアへ送った支援物資

1.6トンの援助物資をルーマニアへ

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Japanese version of article about „1,6 T Hilfsgüter für Rumänien“ originally posted on 19th of January 2016. 2016年1月19日付 2016年1月1日午前6時、ドイツ・オーバーハウゼン: 車も少なくアウトバーン(高速道路)での走行は快適です。新年早々ですが、例年同様、ルーマニアへの援助物資輸送というドイツ国際平和村の活動が始まり、ドイツ国際平和村のスタッフはこの活動のため、約1500キロメートル離れたルーマニアのスンニコラウ・マーレとチェナドという町に向かいました。ドイツ国際平和村はこの地域へ長年、物資支援を行っており、2007年にルーマニアがEUに加盟してからも、引き続き支援しています。 「ルーマニアの人々は、ドイツ国際平和村のこの継続した援助活動に感謝しています。人々は一つ一つ届けられたものを見て、喜んでいました。」と、ルーマニアに向かったドイツ国際平和村スタッフが報告しました。今回届けた1.6トンの援助物資には、車椅子、歩行補助具、包帯類、紙おむつ、衣類などが含まれています。衣類については、市役所が登録・管理を行い、必要な人々の手に分配することにより、公正にかつ、より多くの人々に支援を届けることが可能となっています。 厳しい寒さに必要なのは衣類だけではありません。暖も必要です。ルーマニアの多くの家庭では、安全性の整っていない火力で、暖をとったり料理をしたりしています。その火が、想定外の事故になることもあり、子どもたちが危険にさらされます。また、ルーマニアの医療インフラは、いまだ整えられていません。少なくとも被雇用者は、健康保険料を支払っていますが、それに見合った医療を受けることはできていません。薬や包帯類はもちろんのこと、入院費用も、各自で負担しなければならない場合があります。そんな状態ではありますが、ドイツ国際平和村がベッドを届けたスンニコラウ・マーレの小児病棟は、拡張され、上手く機能しています。「毎回ここに来ると、小さな変化ですが、進展を見ることができます。小さな一歩でも、それは前進しているのです。」とドイツ国際平和村スタッフは報告します。この進展にかかわっているのは個人経営の企業であり、こういった企業が、政府によって対応されるべき業務を請け負っています。 写真:スンニコラウ・マーレの小児科にて。