国際地雷デー(4月4日)に際して 

eingetragen in: JAPAN | 0

Japanese version of article „Internationaler Antiminentag“, orgininally posted on 4 th of April 2016. 2016年4月4日付 2016年3月、一筋の希望の光が差しました。スリランカが「対人地雷禁止条約(通称オタワ条約)」に調印しました。これで調印した国は163カ国になります。一方、まだ調印していない国が33ヵ国もあります。中国、ロシア、アメリカ、パキスタンなど、この無差別に人々に被害を与える武器を製造することによって何十億ものお金を儲けている国々は、その収入源を失いたくはないのでしょう。 毎年11月に公開される地雷レポートの2015年版によると、2014年に3678人が地雷被害により死亡しました。その中の80パーセントが一般市民で、そのうちの39パーセントが子どもでした。しかし、この報告に計上されていない国々はたくさんあり、特に戦争が続いているシリア、イラク、イエメンの国々を含めると、かなりの数になります。それらの国々に加えアフガニスタンでも対人地雷で多くの人々が犠牲になっており、2014年は1200人以上が死亡しています。 ドイツ国際平和村は、地雷の被害にあった子どもたちにドイツでの治療を提供しています。全ての子どもたちが、手足の切断を免れるわけではありませんが、たとえ自分の手足を失ったとしても、義手義足を装着することによって、彼らは再び動けるようになり、人生への希望を取り戻すのです。アフガニスタンの女の子、ゼタラもその一人です。 ゼタラは、オタワ条約では禁止と明記されていない対戦車地雷の被害にあいました。彼女が乗っていた車が対戦車地雷を踏んでしまったのです。同乗者2人は死亡しました。また、叔父は重傷を負い、両脚を失いました。ゼタラはパキスタンの病院で右脚を切断しました。2014年8月、ゼタラは治療のためドイツにやって来ました。左脚を保持するためには、幾度もの複雑な手術が必要でした。右脚には義足の装着をしました。今年2月、ゼタラは再び元気を取り戻し、2本の脚で立って、家族のもとに帰国しました。ドイツ国際平和村のアフガニスタン現地パートナーである赤新月社の事務所にて、彼女は父親に迎えられ、喜びにあふれていました。 しかし、彼女の治療はまだ続いており、ゼタラは治療箇所の経過確認と体内にある金具の取り外しのために、ドイツにもう一度来なくてはいけません。 対人地雷、対戦車地雷やクラスター爆弾、その他様々な武器によって傷つき、苦しむたくさんの子どもたちに、ドイツ国際平和村は何年も寄り添ってきました。私たちはこれらの武器の製造と使用の廃止を訴えます。 写真:久しぶりにお父さんと再会して

1 2 3 4